吉運願い「鷽」作り 日田市 24日の祭事で配布 [大分県]

地元の製材所で手作りの鷽に絵付けをする子ども
地元の製材所で手作りの鷽に絵付けをする子ども
写真を見る

 日田市財津町の天満社で春の祭事に用いる木製の鷽(うそ)を、住民たちが10日、地元の製材所で作った。前年の不幸をうそにして吉運に替わるよう願いを込め、24日の祭事で住民に配られる。

 市内で切り出したホオノキの樹皮をむき、乾燥させて15センチほどの長さに切って作る。住民はのみで器用に切り込みを入れて羽を表現し、絵の具で目や羽に色付けをし、約200個を作った。配られた鷽は家の神棚などに飾られるという。

 木彫りの鷽といえば、境内で参拝者たちが交換する太宰府天満宮(福岡県)の「鷽替え神事」が有名だ。同町では鷽の交換はしないが、住民同士の交流の場づくりに役立っている。

 住民の長尾秀典さん(63)は「今年の出来も良い。祭事はたくさんの住民が集まる数少ない機会。当日が楽しみ」と話した。

=2019/03/12付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]