前津江のシオジ林、西日本随一 日田の自然調査会博物館で展示 [大分県]

日田市立博物館に展示されている前津江町の自然調査の結果
日田市立博物館に展示されている前津江町の自然調査の結果
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 日田市の「郷土日田の自然調査会」(古田京太郎会長)が約3年かけて同市前津江町で実施した自然調査結果が、市立博物館(同市上城内町)で展示されている。5月6日まで。入場無料。

 同会は1981年に結成以降、市内各地の自然を3年周期で調査、報告書にまとめている。前津江町では2013年から6分野(地質、植生、植物相、野鳥、底生動物、両生類)を会員18人が手分けして調査。標高1000メートル以上ある釈迦岳や御前岳周辺が植物、生物が多いと分かった。

 展示は写真約250枚と説明文で解説している。野鳥分野では87種を確認。絶滅が心配されたり県内での観察例が少なかったりする種も複数おり、担当会員は「これほど生息しているのは珍しい。県内有数の場所だ」と話す。植物の種類を調べた会員は「人の手が入った様子が少ない。自然の豊かさが種類の豊かさを生み出す」と説明した。

 古田会長は、標高による植物の分布を調査した。「シオジ林」は面積や樹齢から規模は「西日本随一」と指摘し、「市内にすばらしい豊かな自然があると知ってもらい、保全の意識を持ってほしい」と話した。

 午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。問い合わせは博物館=0973(22)5394。

=2019/03/15付 西日本新聞朝刊=

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