おきあげ人形を後世に 日田市の川津さん宅 地元児童が見学 [大分県]

川津三郎さん(手前)の説明に聞き入る有田小の児童たち
川津三郎さん(手前)の説明に聞き入る有田小の児童たち
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 日田市の有田小2年の約40人が、江戸時代以降の筑後川流域で親しまれる「おきあげ人形」を見学しに、同市有田町の川津三郎さん(75)・裕子さん(72)夫妻方を訪れた。

 おきあげ人形は、下絵を基に切り分けた厚紙と綿を布で包んでパーツを作り、これを貼り合わせて作る。歌舞伎や人形浄瑠璃を題材にした作品が多く、厚みのある平面の作りで物語の一場面を表現する。

 夫妻は、曽祖母が人形師だった裕子さんの実家から「後世に伝えてほしい」と人形や下絵を譲り受け大切に保管してきた。今年は裕子さんの作品とともに約130点を、全ての人形に対応した下絵と一緒に展示している。13日に川津さん方を訪ねた子どもたちは、人形の歴史や表現する物語について三郎さんの説明に熱心に耳を傾けていた。

 三郎さんは「人形とその下絵がそろっているのは珍しくて貴重。継承したいので、ぜひ多くの人に知ってもらいたい」と話す。27日まで飾っており、事前に連絡すれば見学できる。

=2019/03/20付 西日本新聞朝刊=

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