衆院選10日公示 全区で自、希、共の戦い 長崎4選挙区に13人出馬へ、3区に維新も

長崎市中心部の商店街で名刺を配る立候補予定者(右)。地盤を引き継いだ元衆院議員(左端)も付き添った(写真の一部を加工しています)
長崎市中心部の商店街で名刺を配る立候補予定者(右)。地盤を引き継いだ元衆院議員(左端)も付き添った(写真の一部を加工しています)
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佐世保市であった敬老会であいさつする立候補予定者
佐世保市であった敬老会であいさつする立候補予定者
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 衆院選は10日公示され、22日の投開票まで12日間の選挙戦に突入する。県内の全4選挙区とも自民、希望、共産の3党が主張をぶつけ合う三つどもえの構図を軸に選挙戦が展開される。3区には公示直前に日本維新の会が新人擁立を決め、計13人が立候補を予定。決戦を前に8日は立候補予定者らが各地で訴えに奔走、舌戦は熱を帯びた。

 1区の自民前職は3連休が長崎くんちと重なったため、街頭活動を自粛。長崎市内であった地元の祭りで「事務所をこの地域に移転させて良かった。この盛り上がりは皆さまのおかげ」と地域密着をアピールした。2区の自民前職は地元の島原市で体育祭に足を運び、取材に「有権者との交流を大事にしてきたおかげで自分を身近に感じてもらえている」と手応えを口にした。

 野党再編が注目を浴びる中、自民の県連幹部は取材に対し「自民、公明両党の連立政権の実績は雇用や株価などいろいろな数字が示している。ブームに乗って政権選択に失敗した過去は、有権者も分かっているはずだ」と強調した。

 4区の希望元職は佐世保市内の敬老会に、自民前職の後を追うように到着。2人は会場ですれ違ったが視線を合わせなかった。取材に「不意を突かれた解散だったが、陣営の態勢も整いつつある。新党への期待は大きい」と意気込んだ。1区の希望新人は長崎市中心部のアーケードで商店主や通行人に支援を訴えた。国政へは昨夏の参院選に続き2度目の挑戦で、笑顔で握手の手を差し出していた。

 ただ、手渡す名刺の「民進党」の文字には「希望の党」のシールが貼られ、「民進から出る予定だったが、希望になった」と釈明する場面も。この新人に地盤を譲った元衆院議員も同行し「有権者は混乱している。党名ではなく、人物本位で選ばれるようにしないといけない」と引き締めた。

 佐世保市であった集会「市民と野党 ガチトーク!」では、共産党県委員会の幹部が「安保法制の廃止と立憲主義の回復を一丁目一番地として闘う」と改めて訴えた。同党が全4区に擁立する立候補予定者は出席せず、県内各地で支持拡大に汗を流した。

 集会は野党候補一本化を目指した「ながさき市民連合」が主催したが、県内で民進と自由党から希望に移った各陣営は欠席。社民党県連合幹部は、野党共闘の不成立などを理由に、組織として共産や希望への支援態勢をとらず、自主投票にすると明らかにした。

 3区に出馬予定の維新新人は9日午後、長崎市内で記者会見を開く予定。

=2017/10/09付 西日本新聞朝刊=

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