党幹部が続々来県 北朝鮮問題、政権選択… 争点巡り論戦に熱

前閣僚(左)から支持を求められ、恥ずかしげに応じる聴衆の女性=長崎市内
前閣僚(左)から支持を求められ、恥ずかしげに応じる聴衆の女性=長崎市内
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 衆院選公示から2日目の11日、県内には各党の幹部らが続々と入り、候補者とともに街頭で支持を訴えた。緊迫を増す北朝鮮問題、安倍政権への批判、政権選択…。選挙戦の争点を巡り、それぞれが激しく主張をぶつけ合った。

 自民、希望、共産の3党による三つどもえの戦いの1区。長崎市中心部であった自民前職の街頭演説には、所属派閥の会長の石原伸晃前経済再生担当相が駆け付けた。石原氏は「自民党にもおごりや高ぶり、慢心があった」と語った上で、株価上昇などを政権の成果として強調。「左右に割れただけの“古い民主党”に政権を委ねてはならない」と、民進党からの合流組を多く擁した希望の党など野党を当てこすった。

 「政策への責任と実現可能性を見てほしい。担えるのは自民、公明両党の政権だ」。自民の岸田文雄政調会長は同じく3党が争う4区の自民前職の傍らで声を張り上げた。外相を4年半以上務めた岸田氏は、米海軍や自衛隊の拠点がある佐世保市で北朝鮮問題にも言及。「対話と圧力をしっかり使い分けて外交を進められるのはどこなのかが問われている」と力説した。壇上には周辺市町の首長も並び、政権与党とのつながりをアピールして見せた。

 一方の希望。1区では民進から希望に移った新人を応援するため、岡田克也元民進党代表が長崎市中心部でマイクを握った。「(臨時国会の)冒頭解散には大義がない。首相は国民を軽く見ている。この選挙区で勝ち、自民の議席を大きく減らして安倍政治を終わらせよう」と訴えた。

 希望へは合流せず、無所属で立候補した岡田氏は、取材に対し「政党にかかわらず、日本の政治を背負っていくような人の応援に回っている。必ず追い付くことが可能だ」と言葉に力を込めた。

 公示日の10日には、民進の前原誠司代表も佐世保入り。4区の希望元職の出陣式で、加計(かけ)、森友問題を引き合いに「友達だけを優遇する政治」と政権批判を展開。「自民党しか選べない政治はおかしい。どんな手段でも安倍政権を倒す」と気勢を上げた。

 共産は、県内の全4選挙区に擁立した新人が、11日も街頭演説などで「憲法9条改悪を許さない」「消費税10%への増税の中止」などを訴え、党への支援を呼び掛けた。14日には参院議員の田村智子副委員長が長崎市へ入る予定という。

=2017/10/12付 西日本新聞朝刊=

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