ストーカー加害者の更生支援 県警と医師会など連携 [佐賀県]

 ストーカー加害者の更生を支援して再犯を防止し、被害者の安全を確保しようと、県警と県内の3病院、県医師会、県精神科病院協会、県診療所協会は本年度から連携して対応する制度を始めた。県警が把握したストーカー問題のうち常習性や危険な言動があったケースについて、加害者に担当の警察官が医療機関の受診を勧める。

 加害者本人や家族が同意すれば、佐賀大付属病院(佐賀市)▽県医療センター好生館(同)▽国立病院機構肥前精神医療センター(吉野ケ里町)-のいずれかに警察官が付き添って受診してもらう。

 医療機関で継続的治療やカウンセリングが必要と診断されれば、県障害福祉課を通じて地域の保健福祉事務所に連絡。通院可能な病院も紹介する。

 県警によると、昨年のストーカー認知件数は216件で、2012年の156件に比べて約4割増えた。文書や口頭の警告回数も、12年の15件から昨年は49件に増えた。

 まだ制度を適用した例はないが、県警人身安全・少年課の桑原宏樹次席は「警告や逮捕だけでは被害者は心の底から安心できない。被害者のためにも加害者の立ち直りが必要」と話している。

=2017/04/21付 西日本新聞朝刊=

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