折り紙で茅葺き3棟模型 鹿島市浜町の旧家 山梨大院の田中教授が制作 [佐賀県]

「鹿島市浜町は価値ある町並み」と語る山梨大大学院の田中勝教授
「鹿島市浜町は価値ある町並み」と語る山梨大大学院の田中勝教授
写真を見る
「南舟津の茅葺き3棟」の折り紙模型
「南舟津の茅葺き3棟」の折り紙模型
写真を見る

 全国各地の伝統的建造物の折り紙模型を作り、その型紙で町並み保存の学習も実践している山梨大大学院の田中勝教授(55)=長崎市出身=が、鹿島市浜町にある「南舟津の茅葺(かやぶ)き3棟」(通称)の模型を制作した。田中教授は「浜町には酒蔵や町家など多様な建物が並び、非常に珍しく価値ある町並みだと実感する」と話している。

 南舟津の茅葺き3棟は、明治初期建造のおけ職人の旧池田家と江戸末期建造で漁師の町家である旧中島、旧中村両家。茅葺きが三つそろって並んでいる。

 模型は細部まで実物の100分の1の大きさで再現。屋根を外すと間取りも確認できる精巧さで、型紙にA4判用紙5枚、台紙にA3判用紙1枚を使っている。4~5時間もあれば完成できるという。

 田中教授は約15年前に折り紙模型を作り始め、鹿島市では昨年の山口醤油醸造場に続いて2作目。全体では福岡県うきは市の平川家住宅などを含めて計24作目となった。

 「模型を通じて、子どもたちに昔の職人さんの建築技術を学んでほしい」と田中教授。鹿島市は6月、浜小の5年生を対象に模型作りの体験学習を予定している。

=2017/05/19付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]