第16回伊万里・有田焼伝統工芸士展 一流の技でお茶の時間を 九州陶磁文化館で18日まで [佐賀県]

伝統工芸士たちの技の最前線をじっくり見学できる会場
伝統工芸士たちの技の最前線をじっくり見学できる会場
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 「第16回伊万里・有田焼伝統工芸士展」が9日、有田町戸杓の九州陶磁文化館で始まった。会場には伝統工芸士36人の作品約240点が並び、職人たちの磨き抜かれた感性と技の世界に浸ることができる。18日まで。入場無料。

 今展のテーマは「お茶の器~一服」。ろくろ師の村島昭文さん(81)は「一流の器を使えばお茶の席も一段と晴れてくる」と、内側から上絵が透けて見えるほどに極薄手で仕上げた煎茶碗セットを出品。絵付師の中島文子さん(63)は、カフェオレボウルにハギやキキョウなど秋の草花を描き、ほっと一息つけるお茶の時間を提案した。このうちハギの作品は薄濃(うすだ)みで遠近感を出し、繊細で愛らしい作風が注目を集めている。

 大串惣次郎会長(69)は「出品作の9割が新作。新しいテーマに集中して挑戦することは技術向上につながり、切磋琢磨(せっさたくま)する伝統工芸士たちの旬の技を見てもらいたい」と話した。

 10日と16~18日は、伝統工芸士たちの実演や会員たちの作品を使ったお茶やコーヒーの接待がある。11日は休館。同館=0955(43)3681。

=2017/09/10付 西日本新聞朝刊=

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