「頑張った人に好機」 五輪柔道「金」古賀稔彦さん講演 鳥栖市 [佐賀県]

柔道着姿で講演する古賀稔彦さん
柔道着姿で講演する古賀稔彦さん
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 みやき町出身で1992年バルセロナ五輪柔道男子71キロ級金メダリストの古賀稔彦さん(50)が11月29日、鳥栖市民文化会館で講演。約550人を前に「一番努力した人が一番になるチャンスがある」と話した。

 古賀さんは世界選手権2階級制覇をはじめ、3度の五輪に出場。背負い投げを得意とし「平成の三四郎」の異名を取った。2000年の引退後は川崎市の自宅に道場「古賀塾」を開き、環太平洋大女子柔道部総監督も務めている。

 小学校低学年の練習試合で負けて悔しがっていたとき、父親から「人が寝ている間に頑張れば強くなる」と言われて奮起。町内の千栗八幡宮で約150段の階段を毎朝7往復して鍛えたエピソードを披露し「やらされる努力は嫌になる。自ら望む努力は頑張れる。頑張った人にチャンスがある」と説いた。

 さらに講道館柔道の創始者、嘉納治五郎の「人の役に立ちなさい」という教えを紹介。「ごみを拾う、席を譲るなど、人として当たり前のことができなければ当たり前の努力ができないし、夢もつかめない」と締めくくった。

 講演会はサッカーJ1サガン鳥栖の運営会社とブリヂストンが共催。スポーツ界の第一人者の話を通して地域の文化、教育の発展に貢献しようと2008年から開いている。

=2017/12/02付 西日本新聞朝刊=

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