松浦移転に「可」 伊万里松浦病院 県医療審が答申決定 「急患7割市外搬送」改善へ [佐賀県]

伊万里松浦病院の松浦市への移転を「可」とする答申を決めた県医療審議会
伊万里松浦病院の松浦市への移転を「可」とする答申を決めた県医療審議会
写真を見る

 伊万里松浦病院(伊万里市)を運営する独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)による長崎県松浦市への病院新設の可否を議論する県医療審議会(会長、蒔本恭・県医師会会長)が6日、長崎市内であり、「可」を答申することを決めた。県は厚生労働省と協議した上で承認する。新病院は松浦中央病院(仮称)。67病床で24時間365日の救急医療体制を構築する。

 松浦市内は救急体制の整備が不十分なため急患の7割を市外へ搬送している。友広郁洋市長は「地域医療への貢献を目指すJCHOに協力したい。市民の期待に応えたい」と述べた。

 県によると、市は昨年2月、救急体制を強化するためJCHOに移転を要請。市を含む「佐世保県北医療圏」の病床数は国が定める基準を上回っており、新設には医療法の特例措置の適用が必要なため8月、JCHOが県に適用を申請した。

 審議会では、県内でも医師や医療機関の偏在が進む中、委員から病院設置を歓迎する声が相次いだ。一方、市内の現状の不備について「なぜここまで放置していたのか」との疑問や「JCHOだけに地域の医療問題を丸投げしていいのか。存続は可能なのか」など将来を心配する声も上がった。

 JCHOによると、2020年7~10月の開設を計画。急性期47床、回復期20床でスタートし、100床を目指す。人工透析も実施するほか、将来的には小児科外来の開設も検討する。

=2017/12/07付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]