有田焼豆皿佐賀の魅力365日楽しんで 福岡市で展示会 自然や維新…テーマにカレンダー 個性豊か絵付け師技凝らす [佐賀県]

会場に立つ絵付け師の(左から)村上さん、梶原さん、豊岡さん
会場に立つ絵付け師の(左から)村上さん、梶原さん、豊岡さん
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豆皿を日めくりで楽しめるカレンダー。県内の学校や図書館に配布された
豆皿を日めくりで楽しめるカレンダー。県内の学校や図書館に配布された
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 佐賀の自然や文化、明治維新をテーマにした有田焼の豆皿365枚をカレンダー仕立てにした展示会が、福岡市中央区の六本松蔦屋書店で開かれている。県ゆかりの絵付け師の手描きで、誕生日や記念日の豆皿を探す人たちでにぎわっている。19日まで。数量限定で販売もある。

 豆皿製作は県が明治維新150年を機に「佐賀の魅力を知ってもらいたい」と企画。伊万里・有田焼伝統工芸士会の絵付け師や窯元、有田窯業大学校生、県窯業技術センターの研修生が直径9センチの豆皿に描いた。

 展示会は、いずれも福岡市在住のデザイナー新里恵さん(32)=武雄市出身=と編集者桜井祐さん(34)がプロデュースした。

 佐賀藩10代藩主の鍋島直正をはじめ副島種臣や大隈重信ら偉人のほか、泉山磁石場や祐徳稲荷神社、唐津くんちなどが個性豊かに表現されている。有田焼や古伊万里、鍋島の伝統文のほか佐賀錦や鹿島錦の文様も題材になり、肥前陶磁の絵付けの技を凝らした。

 8日には伝統工芸士の梶原真理江さん(62)=伊万里市=と豊岡広子さん(60)=同、村上三和子さん(59)=有田町=が来場。梶原さんは偉人シリーズのほか金襴手(きんらんで)や七宝文の伝統文を緻密な筆致で手がけた。村上さんは縁に古陶磁風の絵柄からポップな構図まで幅広い作風で全体を引き締めた。

 豊岡さんは得意の山水画を現代風にアレンジ。「テーマから描き手まで佐賀の魅力を凝縮した。たくさんの人に見てもらえたら職人冥利(みょうり)に尽きる」と話した。

 豆皿の写真を印刷した日めくりカレンダーも製作し、県内の学校や図書館に配布した。県内でも展示会を予定している。六本松蔦屋書店=092(731)7760。

=2018/01/14付 西日本新聞朝刊=

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