閉鎖の太良町・特産品施設 「しおまねき」が甘酒製造所に 町が3000万円を補助 [佐賀県]

甘酒製造所として生まれ変わる閉鎖中の太良町特産品振興施設「しおまねき」
甘酒製造所として生まれ変わる閉鎖中の太良町特産品振興施設「しおまねき」
写真を見る

 赤字のため閉鎖されていた太良町多良の特産品振興施設「しおまねき」が、甘酒製造所として生まれ変わることが分かった。町議会は22日に開いた臨時会で、福岡県の企業が中心となって新たに立ち上げる甘酒製造会社への創業支援費補助金3千万円などを含む本年度一般会計補正予算案を可決。4月にも製造に着手する見通しだ。

 同施設は木造平屋(床面積約460平方メートル)で2014年7月、町が総事業費約2億2千万円をかけ、国道207号沿いにオープン。町内の農漁業関係者がつくった会社が地場食材を使った弁当・総菜を販売していたが、道の駅などとの競争に勝てず、累積赤字が約3千万円に達し、16年8月末で閉鎖に追い込まれた。

 今回、総合卸会社「アローズ・インターナショナル」(福岡県みやま市)が中心となり、大石酒造場(熊本県水上村)、ハチミツ製造の正栄(福岡県八女市)と新会社を設立。施設で同町産の米をベースにミカンや薬草をアレンジした甘酒を製造する計画だ。

 町は、タンクやボイラーなど設備費相当額として3千万円を補助。経営が軌道に乗るまでは賃料や光熱費も免除する方針。岩島正昭町長は「企業誘致ととらえれば補助額は高くない。販路も確保されており、二の舞いにはならない」と話している。

=2018/01/23付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]