鳥栖に初の本格卓球場 元会社員、岡本さんが開設 小中生育成、大人も指導 [佐賀県]

鳥栖卓球センターを開設した岡本篤郎さん(左)
鳥栖卓球センターを開設した岡本篤郎さん(左)
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 鳥栖市内では初となる本格的な卓球場「鳥栖卓球センター」が昨年12月、同市桜町にオープンした。中学時代から卓球に魅せられた同市蔵上町の岡本篤郎さん(48)が「蓄積した指導ノウハウを生かして選手を育成したい」と会社を辞めて開設。2023年開催の佐賀国体で活躍する選手を育てたいと意気込んでいる。

 卓球センターは約250平方メートルの倉庫を借り、約190平方メートルにフローリング材を張って卓球台6台を設置した。日中は一般向け、夕方以降は小中学生にレッスンしている。

 岡本さんは宮崎市内の中学校の部活で卓球を始め、高校、大学まで打ち込んだ。就職して3年間は競技から離れたが、熊本県八代市に転勤して練習を再開。04年に福原愛選手がトップ選手に成長するまでを追ったドキュメンタリー番組を見て感動し、4歳だった双子の子どもに卓球を教え始めた。

 全国を転勤するたびに、子どもは各地のクラブに通った。さまざまな指導法にも出合い、自分でクラブを開設して選手を育てたいと思うようになった。「子どもは5カ所ぐらいのクラブに通ったので、じっくりと指導法を学ぶことができた。それぞれの善しあしが分かるようになった」

 卓球場は、実家がある福岡県太宰府市を中心に候補地を探した。卓球教室がなく、交通の便が良い鳥栖に絞り込んだ。

 昨年5月からは基里中の体育館を借りて教室も開いている。「学校の部活は必ずしも経験がある指導者がいるとは限らない。卓球クラブで継続的にトレーニングすることが強くなる近道」と話す。

 市内には本格的な卓球場がなかったことから、女性やシニア世代の関心も集めている。「卓球は2歳から100歳まで楽しみ方があり、障害者も楽しめる。シニア世代は月に1度でも卓球をしようという気持ちを持つだけでも生活に張りが出ます」。岡本さんは利用を呼び掛けている。

=2018/02/07付 西日本新聞朝刊=

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