肥前浜駅リニューアル 建築当初の木造駅舎復元 物販やカフェスペースも [佐賀県]

駅舎復元の参考にした昭和20年代の肥前浜駅の様子
駅舎復元の参考にした昭和20年代の肥前浜駅の様子
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 鹿島市の国の重要伝統的建造物群保存地区「肥前浜宿」に最寄りのJR肥前浜駅で、駅舎のリニューアル工事が進んでいる。計画では昭和初期の建築当初の駅舎を復元するほか、ショップやカフェとして使えるスペースを設け、地元の酒蔵を巡るイベント「鹿島酒蔵ツーリズム」に合わせ、3月24日にオープンする。

 肥前浜駅は同市浜町にある木造平屋の無人駅。駅舎改修は、県新幹線・地域交通課が九州新幹線西九州(長崎)ルート開通後の長崎線の利用継続を図る取り組みの一環として実施している。地方創生拠点整備交付金を活用、事業費約1億4160万円をかけ、昨年11月に着工した。

 駅舎本体は1930(昭和5)年の建築当初の形に改築するほか、物販やカフェとして使えるスペースを併設し、町並み散策や酒蔵見学などで訪れる観光客の立ち寄りを狙う。第1弾として3月24、25日に開催する鹿島酒蔵ツーリズムに合わせ、江北町、白石町、鹿島市、太良町の農作物などを販売する合同物産展を実施する。

 ショップやカフェは、同駅の切符販売を受託しているNPO法人「肥前浜宿水とまちなみの会」の会員らでつくる会社が運営する予定。鹿島市も同駅の駅前整備を来年度から始める計画で「肥前浜宿の玄関口として、新たな観光拠点となれば」と期待する。

 一方、JR佐賀鉄道部は肥前浜駅のリニューアルに合わせ、駅スタンプのデザインを募集。「肥前浜宿の特色を生かし、観光の記念になるデザインを」と応募を呼び掛けている。締め切りは23日。応募用紙はJR九州または鹿島市のホームページからダウンロードする。

=2018/02/08付 西日本新聞朝刊=

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