オストメイトに手引書 患者団体支部が外出活用へ作成 対応トイレの場所掲載 [佐賀県]

オストメイトハンドブックを作成した日本オストミー協会県支部の中嶋巧支部長
オストメイトハンドブックを作成した日本オストミー協会県支部の中嶋巧支部長
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 腹部にストーマ(人工肛門や人工ぼうこう)を設けた「オストメイト」の患者団体、日本オストミー協会県支部は、県内の専門外来や装具の洗浄に対応した公共施設のトイレの場所などをまとめたハンドブックを作成した。支部会員や患者に配布し役立ててもらう。

 オストメイトは、大腸やぼうこうのがんなどでストーマを設け、便や尿をためる装具を着ける。

 ハンドブックはA5判、36ページ。ストーマのケアに対応した病院やトイレの場所を支部会員が調べてまとめた。障害者手帳を提示すれば割引が受けられる観光施設も紹介し、相談窓口や日常生活へのアドバイスも盛り込んでいる。

 中嶋巧支部長(67)=鳥栖市=は「情報があれば健常者に近い生活が送れるケースもある。オストメイトであることを隠して一人で悩む人もいるが、多くの人と交流することで気持ちが軽くなる」と話し、ハンドブックを活用して外出することを呼び掛ける。

 県内には昨年11月現在で障害者手帳を持つオストメイトは約1400人がいるとされるが会員は約90人。支部が県内7カ所で定期的に開催する交流会に長年参加する「ベテランオストメイト」も紹介している。

 ハンドブックは佐賀共栄銀行の「きょうぎん未来基金」からの助成金と会員の寄付で3千部作成した。

=2018/02/15付 西日本新聞朝刊=

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