「エネルギーの町へ努力」 「処分地確定したかった」 不出馬表明の岸本玄海町長 [佐賀県]

取材に応じる岸本英雄町長
取材に応じる岸本英雄町長
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 玄海町の岸本英雄町長(64)は8日、7月の次期町長選への不出馬を表明後、記者団の取材に応じた。主なやりとりは次の通り。

 -九州電力玄海原発の再稼働に道筋を付けた。

 「再稼働が決まっただけだ。想像以上に時間がかかった。しっかり安全対策を準備して、さらに安心できたと自分に思い込ませている。(使用済み核燃料の)中間貯蔵と(原発)新増設、最終処分地確定までやりたかった」

 -議会では「玄海町が少しでも認知してもらえるように努力した」と答弁したが。

 「町民に、エネルギーで生きてきたという意識をしっかり持ってほしいということ。エネルギーの町として、呼子のイカのようなブランドを目指した」

 -東京電力福島第1原発事故で原子力に逆風が吹いた。

 「そんなことが日本では起こるはずがないという安全神話が私の中にあった。それが壊されたことによるショックが大きかった」

 -新町長も原発の最前線で大変ではないか。

 「原子力推進でないと当選できない。勉強した方が手を上げるのではないか」

 -新町長に引き継ぐ上で譲れないことは。

 「町がエネルギーの町としてやってきたということを、十分理解できる人じゃないといけない」

=2018/03/09付 西日本新聞朝刊=

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