春らんまん桜満開 県内の名所 週末にかけて花見日和に [佐賀県]

浦ノ崎駅のホームを包むように咲き乱れる桜並木
浦ノ崎駅のホームを包むように咲き乱れる桜並木
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「日本さくら名所100選」の一つに挙げられる小城市の小城公園
「日本さくら名所100選」の一つに挙げられる小城市の小城公園
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宝珠寺でライトアップされたヒメシダレザクラ
宝珠寺でライトアップされたヒメシダレザクラ
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 日の光を浴びて輝く桜並木にライトアップされ浮かび上がる夜桜-。県内各地で桜が見頃を迎え、大勢の花見客でにぎわっている。厳しい寒さの冬から一転、今月上旬に気温が高かったため、例年より早く開花、満開を迎えたソメイヨシノ。佐賀地方気象台によると週末にかけて晴天と暖かい気候が続き、絶好の花見日和になりそうだ。

 「日本さくら名所100選」の一つに挙げられる小城市の小城公園では、約3千本の桜が花見客を迎える。小城藩の初代藩主鍋島元茂と2代藩主直能によって築かれた庭園がルーツ。ツアーバスなどで訪れた大勢の花見客は園内を彩る風景に酔いしれ、芝生の上でうたげを開いていた。

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 「桜の駅」として有名な伊万里市山代町の松浦鉄道(MR)浦ノ崎駅では、81本の桜並木がホームを包む。同駅は1930年の開設時からソメイヨシノの植樹を始め、全国から見物客が訪れる。現在は無人駅だが、名誉駅長をつとめる浦ノ崎区長の井手一雄さん(67)は「地元有志で清掃活動を続け、開花の季節は喜びもひとしお」と話す。

 4月1日午前10時からは駅前広場でステージイベントや出店などがある「桜の駅まつり」が開かれる。

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 ソメイヨシノとひと味違う風情を楽しめるのが神埼市神埼町的(いくは)の黄檗(おうばく)宗禅寺「宝珠(ほうしょう)寺」の境内に咲くヒメシダレザクラ。樹齢100年以上で高さ8メートル、枝張り15メートルの立派な一本桜は県内外のカメラ愛好家らに人気だ。日没から午後8時ごろまで境内がライトアップされ、春の夜に浮かび上がる幻想的な姿を楽しめる。

 27日夜に訪れた福岡県太宰府市の60代男性は「すぐ目の前まで満開の枝が迫り、きれい」と笑顔だった。

=2018/03/29付 西日本新聞朝刊=

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