アゲマキ漁6月再開 20年ぶり 1カ月間、漁場限定 県有明海漁協 [佐賀県]

 絶滅が危ぶまれ約20年間休漁していた有明海特産の二枚貝アゲマキについて、県有明海漁協は11日、6月1カ月間に限定して漁の再開を決めた。乱獲を防ぐため、漁場は有明海西部の鹿島市沖の一部とし、漁獲量は計600キロ程度とした。

 県によると、アゲマキの漁獲量は1988年の776トンがピーク。その後、原因不明の大量死が発生し、97年から休漁。県は資源回復を目指し2009年から漁場に稚貝を放流し、海底を掘り返して砂を交ぜるなど、生息環境の改善に取り組んできた。

 県が行った今年2~3月の調査で、漁獲可能な体長7~8センチの成体が多く確認されたため、漁の再開を決めた。徳永重昭組合長は「地道な取り組みがようやく形になった。大事に採って多くの人に届けたい」と話した。

 一方、休漁中の二枚貝ウミタケは、漁の再開をめぐり漁協の賛否が割れ、引き続き日数を限定した試験的な漁にとどめることにした。

=2018/05/12付 西日本新聞朝刊=

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