酒だる積んだリヤカー引き、蔵人駆ける 酒造りの終わり告げる「甑倒し」 小城市の天山酒造 [佐賀県]

酒だるを載せたリヤカーを引く天山酒造の蔵人
酒だるを載せたリヤカーを引く天山酒造の蔵人
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 今季の清酒造りの終わりを告げる恒例行事「甑(こしき)倒し」が6日、小城市小城町の天山酒造であった。酒造りを担う蔵人(くらびと)8人が酒だるを積んだリヤカーを引き、名勝「清水(きよみず)の滝」まで約4キロの道のりを駆けた。

 甑は酒米を蒸すおけ。その年の仕込み作業が終わると、不要になったおけを横に倒して洗ったことに由来する。ねじり鉢巻きに法被姿の蔵人たちは所々で足を止め、沿道の人々に新酒を振る舞った。

 天山酒造によると、今季の仕込量は一升瓶換算で昨季比10%増の26万本。七田謙介社長(47)は「昨年、パリの日本酒品評会で最高賞に輝いたことも影響し、受注が増えた。仕込み期間がこんなに長くなったのは140年を超す蔵の歴史で初めてだろう」と話す。

=2018/06/07付 西日本新聞朝刊=

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