「ぴ~ぷる放送」最高賞 ケーブルTV九州番組コンクール 映画「花筐」に3年間密着 [佐賀県]

第14回ケーブルテレビ九州番組コンクールの特別・特集番組部門でグランプリを受賞した唐津ケーブルテレビジョンの田中直也さん
第14回ケーブルテレビ九州番組コンクールの特別・特集番組部門でグランプリを受賞した唐津ケーブルテレビジョンの田中直也さん
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受賞番組の一場面。肺がんと闘いながら唐津市で撮影する大林宣彦監督(中央)
受賞番組の一場面。肺がんと闘いながら唐津市で撮影する大林宣彦監督(中央)
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 唐津ケーブルテレビジョン(唐津市東大島町)のコミュニティーチャンネル「ぴ~ぷる放送」が制作した「唐津映画『花筐(はながたみ)』~戦争と死と生をスクリーンに叩(たた)きつけて」が、第14回ケーブルテレビ九州番組コンクールの特別・特集番組部門で最高賞のグランプリを受賞した。

 同市を舞台に撮影した大林宣彦監督の映画「花筐/HANAGATAMI」の構想段階から撮影し、上映に至るまでの約3年間、密着取材して作った番組。担当した同社放送部係長の田中直也さん(42)は「大林監督とスタッフたちの命懸けで作品を作り上げる信念と情熱を感じ、そのパワーに刺激を受けた。受賞は製作に携わった人たちの協力のおかげ」と話している。

 コンクールは九州内のケーブルテレビ局を対象に行い、特別・特集番組部門には26作品の応募があった。花筐は、日本が戦争に突入していく時代、平和を切実に願って自分らしく生きた男女を鮮烈に描いた青春群像劇。番組では2016年8~10月に市内で行われた撮影で、大林監督が肺がんと戦いながら映画製作に挑む姿や、延べ約3千人のボランティアやエキストラの奮闘、唐津くんちの曳山(ひきやま)14台が宵ヤマのシーンで協力する様子を伝えた。

 映画の全国上映開始後の今年1月、75分番組として放送。応募作品は規定の30分に再編集した。同社は「受賞を励みに今後も地域を元気にし、役立つ番組づくりにまい進したい」と話している。

=2018/06/14付 西日本新聞朝刊=

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