発達障害ある人の就労支援 佐賀市にセンター開設 相談大半は20-30代 [佐賀県]

県が5月に開所した発達障害者就労支援センター
県が5月に開所した発達障害者就労支援センター
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 発達障害のある大人の就労を支援する佐賀県内初めての施設「県発達障害者就労支援センター」(SKY)が5月、佐賀市駅前中央1丁目にオープンした。これまでに30件近くの相談が寄せられ、大半は20~30代。同センターは「働く意欲はあるのにうまくいかない人がほとんど。まずは連絡してほしい」と利用を呼び掛けている。

 県は鳥栖、多久の両市に発達障害者の支援センターを設けているが、早期の発見と療育を目的に子どもとその保護者への対応に力を入れてきた。ただ、最近は成人からの就労に関する相談も増えてきたため、大人専用の窓口を開所した。

 SKYは佐賀市のNPO法人「それいゆ」が運営。スタッフ2人が常駐し、面談に応じている。今月18日までに県内を中心に29人から相談があり、20~30代が22人を占めた。中には「20件のアルバイト先を転々としている」「仕事が続かずうつ病になった」などの内容もあったという。

 SKYではこうした相談者に企業を紹介したり、会社訪問に同行したりするなどの支援をしている。障害者を雇用する側の理解を深めるため、企業や事業所を対象にした研修会も今後開くという。

 県障害福祉課は「職場になじめない人の中には自分の障害を理解している人もそうでない人もいる。気軽に相談に来てほしい」としている。相談は平日午前9時~午後5時で無料。土日祝日と年末年始は休み。事前の予約が必要。SKY=0952(20)2971。

=2018/06/21付 西日本新聞朝刊=

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