日仏の夫妻がバッグで起業 鳥栖市の安武祥太さん、マリーさん 仏の素材と佐賀の技術コラボ [佐賀県]

女性用の通勤バッグを発売した「C.MARIE」の安武祥太さん(右)、マリーさん夫妻
女性用の通勤バッグを発売した「C.MARIE」の安武祥太さん(右)、マリーさん夫妻
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 鳥栖市在住の日本人とフランス人夫妻が、女性用バッグのブランド「C・MARIE(シー・マリー)」を立ち上げ、第1弾として通勤用バッグの販売を始めた。バッグはフランスの生地を使って佐賀市の縫製工場で製作した「日仏合作」。2人は「フランスらしいエレガントなデザインと日本のものづくりの技術で、見た目と機能性を兼ね備えた商品作りに取り組みたい」と意気込んでいる。

 ブランドを立ち上げたのは鳥栖市蔵上3丁目の安武祥太さん(27)とマリーさん(24)。福岡市出身の祥太さんは同市内の会社で働いていた。フランス南東部ラトゥールデュパン出身で、日本のものづくりに興味を持ち、多久市内の会社に勤務していたマリーさんと知り合い、昨年結婚。2人が通勤しやすい鳥栖市内に居を構えた。マリーさんが会社の展示会で来場者に配る品として、名刺入れを手作りしたのがきっかけで「自分でものづくりがしたい」と、夫婦とも会社を辞めて起業した。

 自分たちの世代と同じくらいの「20~30代の働く女性が生き生きと生活や通勤ができるバッグ」をコンセプトにマリーさんがデザイン。マリーさんの父親の勤務先が製造しているポリエステルの高機能生地を使って4色のバッグを作った。家具やテントなどにも使われる生地は軽く防汚、防かび、防水、紫外線(UV)カット機能などがあり、手入れが簡単だという。

 「もともと絵を描くのは好きだった」というマリーさんだが、2人ともデザインの経験はなし。「専門用語も知らず、最初の工場に画用紙に書いた型紙を持ち込んだら鼻で笑われた」と祥太さん。それでも工場と打ち合わせを重ね、アドバイスをもらって試作品が完成。「ファスナーの大きさや金具の形、ポケットの位置など、使ってみると不具合がみつかり、満足できるまで修正した」という。

 インターネットのWebページ「C・MARIEバッグ」で直販。1個2万8千円(税、送料込み)。2人は「手にとってもらえる場所や、置いてくれるお店を開拓したい」と話す。

=2018/07/07付 西日本新聞朝刊=

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