「顔が怖い」と恐れられた警察官人形…高校生が塗り直し、再出発 [佐賀県]

塗り直され真新しくなった警察官人形と記念撮影する塩田工業高生徒会役員ら
塗り直され真新しくなった警察官人形と記念撮影する塩田工業高生徒会役員ら
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傷みが激しかった修理前の警察官人形。ひげが描かれ、ヘルメットを二重にかぶっていた
傷みが激しかった修理前の警察官人形。ひげが描かれ、ヘルメットを二重にかぶっていた
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 約40年前に嬉野市塩田町の県道沿いに設置された警察官人形が、塩田工業高の生徒らによって塗り直され、9日、生徒や設置した男性の息子らが立ち会い再出発を祝った。

 警察官人形は繊維強化プラスチック(FRP)製で、交通安全協会の地元支部長を務めていた宮崎作美さんが1976年に寄贈した。設置から程なくして、いたずらで首が落とされたため、修理した上で自宅近くに移設した。作美さんは5年前に90歳で亡くなったが、今年に入って息子の一夫さん(71)が知人の塗装業者に依頼し修理した。しかし、のっぺらぼうのように仕上がり、通学の児童から「顔が怖い」と恐れられていた。

 鹿島署が同高に手直しを依頼、生徒会や建築科教諭が研磨、塗装し、美術教諭が顔を描くなどして、このほど完成した。

 この日は、生徒会役員の5人や一夫さん、交通安全協会の地元役員、鹿島署の金嶽博署長らが、生まれ変わった警察官人形の門出を祝った。

 生徒会副会長の井手将太さん(18)=電気科、3年=は「交通事故が減って、地域の人に喜んでもらえればうれしい」と話し、一夫さんは「前よりいい男になった。父も喜んでいると思う」と笑顔を見せた。

=2018/07/12付 西日本新聞朝刊=

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