王仁博士の功績伝える 神埼市に「顕彰公園」オープン 千字文碑や百済門設置 [佐賀県]

王仁博士顕彰公園に建立された千字文碑
王仁博士顕彰公園に建立された千字文碑
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 神埼市神埼町志波屋に5日、日本に漢字の手本である「千字文(せんじもん)」や孔子の教えをまとめた「論語」を伝えたとされる「王仁(わに)博士」の功績を伝える「王仁博士顕彰公園」が開園した。

 王仁は4世紀後半から5世紀初頭にかけて朝鮮半島の百済から渡来、神埼にも立ち寄ったとされており、市は王仁の生誕地とされる韓国霊岩郡と交流を続けている。隣接する「鰐(わに)神社」社殿の奥に「王仁天満宮」と書かれた石の祠(ほこら)があり、市は祠を歴史遺産ととらえ、新たな観光施設として整備した。

 公園の総事業費は約3億7千万円、敷地面積は約6500平方メートルで、6月末に完成した。入り口の「百済門」(高さ約5メートル)は、霊岩郡の技術者が建造。園内には、日韓の人たちが揮毫(きごう)した文字を有田焼の磁器質の陶板に焼き付けた「鍾(しょう)よう千字文碑」(高さ約3メートル、横約17メートル)がある。

 5日に開園式典があり、松本茂幸市長は「市と霊岩郡の友好の証しとして後世に受け継がれていく施設になる」とあいさつした。

=2018/08/06付 西日本新聞朝刊=

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