鳥栖移住「お試し」好調 体験住宅の利用始まる [佐賀県]

鳥栖市の移住体験施設「河内町お試し住宅」を利用した安彦さん家族
鳥栖市の移住体験施設「河内町お試し住宅」を利用した安彦さん家族
写真を見る

 鳥栖市が市への移住促進のため、同市河内町に初の移住体験施設「河内町お試し住宅」をオープンした。利用希望も相次いでおり出足は好調。市は「都会からこの距離で豊かな自然が満喫できる鳥栖の魅力をアピールしたい」と意気込んでいる。

 お試し移住は、同市の山間部の民家で3~30日間生活してもらう。利便性や近くの河川プール、市民の森、温泉などの住環境を体験してもらい、移住につなげる狙い。費用負担は光熱費などの実費程度で、鳥栖市への移住を検討している市外在住者が対象だ。地域との交流事業や市の広報に協力できることなどが条件。

 民家は約648平方メートルの敷地に床面積約151平方メートルの木造平屋で、和室4部屋と洋室2部屋がある6DK。市総合政策課によると、民家から九州新幹線新鳥栖駅まで車で約15分、新幹線を利用するとJR博多駅まで計約30分という。

 市は民家の取得に1020万円、改修費に500万円をかけ、昨年度から整備してきた。

 初の利用者は大阪府池田市の会社員安彦柳一さん(31)さん家族3人。妻麻理さん(29)が福岡県出身ということもあり、将来的には福岡市などへの移住を考えていた柳一さん。「高速道路のインターチェンジがあり、新幹線も停車する」と鳥栖市に注目し、市のホームページで「お試し住宅」を知ったという。

 柳一さんは「市街地も近く生活に不便はなさそう。もっと鳥栖の街を知りたい」と話し、麻理さんは「虫の鳴き声が聞こえるなど、大阪にない自然が良いですね」と笑顔を浮かべた。

=2018/08/11付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]