自販機から不審者情報お知らせ 佐賀市のラジオ局、9月から試験運用 [佐賀県]

なゆたの森病院の入り口に設置された「まちかど安心安全ラジオ」
なゆたの森病院の入り口に設置された「まちかど安心安全ラジオ」
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 佐賀市のコミュニティーラジオ局「えびすFM」が、自動販売機に取り付けた防災ラジオを通じて不審者や行方不明者の情報などを知らせ、住民に注意喚起する「まちかど安心安全ラジオ」を導入する。九州では初めての試みで、同局は「通学路や人が集まる場所に設置して地域の情報をいち早く伝え、子どもの見守りなどにつなげたい」としている。

 自販機から発信するのは行政や警察、住民から得た不審者や行方不明者、災害などに関する情報。自販機の上部に備え付けたラジオがえびすFMからの信号を受信するとスピーカーが起動し、同局の放送と同じ内容をライブで届ける。お知らせや緊急時以外の音声は流れないという。

 防犯ラジオが備わった自販機を設置する試みは、三重県鈴鹿市のコミュニティーFMラジオ局とコカ・コーラグループが社会貢献活動の一環で昨年から始め、東海地区で導入が進んだ。えびすFM社長の池田真由美さん(58)は取り組みを知り、「スマートフォンを持たない高齢者らが、屋外で必要な情報を得られるように佐賀でも広めたい」と導入を決めた。

 まずは佐賀勤労者総合福祉センター(佐賀市兵庫北3丁目)1階ロビーと、なゆたの森病院(同市本庄町本庄)1階入り口の計2カ所に設置。9月から試験的に運用を始め、順次広げていく。同院の担当者は「近くに小学校があり、地域の防犯や防災に貢献できればいい」と話す。

 えびすFMは100カ所の設置を目指し、協力者を募集している。設置費用は無料で、協力者は電気代のみを負担する。

=2018/08/14 西日本新聞朝刊=

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