有機肥料を無料配布 鹿島市ラムサール条約推進協 除去したヨシなど原料 [佐賀県]

ヨシやカヤなどを堆肥にするため、ショベルでかくはんする作業に励む宮崎憲治さん=昨年12月
ヨシやカヤなどを堆肥にするため、ショベルでかくはんする作業に励む宮崎憲治さん=昨年12月
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堆肥の原料となった塩田川のヨシ
堆肥の原料となった塩田川のヨシ
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 鹿島市ラムサール条約推進協議会は9月1、2、15、16日、市内の川から除去したヨシなどを使った有機肥料「むつごろう堆肥」を無料配布する。環境保護につながる堆肥を農家や家庭菜園に使ってほしいと活用を呼び掛けている。

 肥料は、ラムサール条約登録湿地「肥前鹿島干潟」の環境保全や循環型社会を目指し、地元区長や環境団体などで結成した同協議会の宮崎憲治会長(68)らが作った。昨年7~10月に除去したダンプ200台分のヨシやカヤは、牛ふん、米ぬか、EM菌と混ぜられ、重機でのかくはん作業を経て発酵が進み、有機肥料に生まれ変わった。

 ネーミングは公募で、同市井手、岩永瑛太君(4)の考えた「むつごろう堆肥」に決まった。

 出来上がった堆肥は約250立方メートル。干潟に面した干拓地の水田約20アールに使って「ラムサール米」を育て、北鹿島小の学校田や畑でも利用した。それでも180~200立方メートル残っていることから、無料配布することにしたという。

 宮崎さんは「発酵が順調で堆肥にはミミズがたくさんすむようになった。環境保護につながる自然の堆肥をぜひ利用してほしい」と呼び掛けている。

 配布場所は同市常広の今籠排水機場横。軽トラックで来れば、午前9時~正午、午後2時半~5時に堆肥を積み込んでもらえる。軽トラ以外で持ち帰る場合は午前9時~午後5時に堆肥を袋詰めできる。なくなり次第終了。市ラムサール条約推進室=0954(63)3416。

=2018/08/31付 西日本新聞朝刊=

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