長崎女子高生が龍踊を披露 かしま伝承芸能フェス 鹿島出身の姉妹も [佐賀県]

長崎女子高の龍踊も披露された「かしま伝承芸能フェスティバル」
長崎女子高の龍踊も披露された「かしま伝承芸能フェスティバル」
写真を見る

 地元に伝わる浮立(ふりゅう)などを披露する「第21回かしま伝承芸能フェスティバル」が9日、鹿島市の祐徳稲荷神社であった。今年は市内の9団体と太良町の油津浮立に加え、長崎市の長崎女子高の生徒約60人が特別出演し、勇壮な龍踊(じゃおどり)を披露して約6千人の観客を沸かせた。

 龍踊は鎖国中の江戸時代に華僑から伝わったとされ、「長崎くんち」を飾る出し物。龍が月をのみ込み、雨を降らせ田畑を潤すという五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈る神事が起源とされる。

 同高龍踊部は2003年に創部し、同フェスタ参加は8年ぶり2回目。龍体は長さ20メートル、重さ100キロ超で、10人で操る。顧問の前田洋教頭は「頭が特に重く、自在に動かすにはすごく体力がいる。あざを作ることも珍しくない」と話す。

 長ラッパや銅鑼(どら)など中国楽器の演奏に合わせ、2匹の赤い龍が月に見立てた金色の玉を追いかけ、激しく身をくねらせた。詰めかけた観客は拍手を送り、盛んにシャッターを切った。

 鹿島市出身の松本あかりさん(18)=3年=とあかねさん(16)=1年=姉妹も龍を操った。「父が長崎好きで、幼い頃からお祭りに連れて行ってもらった」のが入部の動機という。家族や中学時代の友人らに踊りを見せ、「きつかったけど思い出になった」と笑顔だった。

=2018/09/12付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]