「シンクロトロン光」施設公開 鳥栖市 400人が最先端技術に触れる [佐賀県]

県立九州シンクロトロン光研究センターの一般公開で、「電子蓄積リング」を見学するツアー参加者
県立九州シンクロトロン光研究センターの一般公開で、「電子蓄積リング」を見学するツアー参加者
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 シンクロトロン放射光を商品開発や考古学研究などに活用するための九州唯一の実験拠点「県立九州シンクロトロン光研究センター」(鳥栖市弥生が丘)が9月29日、施設を公開し、家族連れなど約400人が最先端の科学技術に触れた。

 見学ツアーでは、電子を加速させる1周75メートルの「電子蓄積リング」を職員が案内し、「管の中を回っている電子の軌道を磁石によって曲げることでシンクロトロン光が発生します」などと説明した。参加した鳥栖北小5年、井上結心さん(11)は「機械が並ぶ様子が面白かった。説明は難しかったけれども科学に興味が持てました」と話した。

 同日は、幕末佐賀藩の海軍基地「三重津海軍所跡」(佐賀市川副町、諸富町)から出土した磁器製食器の微量元素をシンクロトロン光によって分析することで、産地を割り出した研究成果の展示などもあった。

=2018/10/13付 西日本新聞朝刊=

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