唐津窯元ツーリズム盛況 陶芸家と交流、自然楽しむ マルシェで農産物販売 [佐賀県]

パンやコーヒーなどを販売する店が並び、買い物客でにぎわった鳥巣窯
パンやコーヒーなどを販売する店が並び、買い物客でにぎわった鳥巣窯
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唐津文化遺産の日で、唐津陶片せんべいの絵付け体験をする子どもたち
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唐津焼の器で出された唐津ちょこバルのランチ
唐津焼の器で出された唐津ちょこバルのランチ
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 唐津市の山里に点在する唐津焼の工房を巡る「唐津窯元ツーリズム」が24、25日、市内の27の窯元や飲食店などで開かれた。6回目を迎えた毎秋恒例のイベントで、陶芸家との交流や豊かな自然を楽しむ大勢の愛好者でにぎわった。

 標高600メートルを超える同市浜玉町鳥巣の鳥巣窯では作陶展と合わせ、こだわりのコーヒーやパン、地元の農産物を販売する「鳥巣マルシェ」も開かれた。小学校の分校が閉校した山里に活気を取り戻そうと、同窯と地元住民が始めた取り組みで、今回で5回目。渋柿を販売した農家の吉原秀一さん(69)は「寒暖差が激しい鳥巣はおいしい米や農作物ができることを、窯元を訪れた人に知ってもらい、地域の活性化につなげたい」と話した。

 夫婦で唐津旅行に来た神奈川県藤沢市の会社員、高橋修一さん(52)は「窯元巡りは敷居が高いと感じる人もいるようだが、窯元ツーリズムは気軽に立ち寄れる。マルシェなどのイベントもあって楽しい」と笑顔を見せていた。

 唐津市中心部では、呉服町商店街の「唐津ちょこバル」が唐津焼の器を使った「窯元ツーリズムオリジナルランチ」(千円)を提供。観光客が、ざる豆腐など唐津の食を堪能した。

 同市南城内の旧大島邸では、関連イベントの「唐津文化遺産の日」を開催。唐津市の陶芸家十四代中里太郎右衛門さんが監修し、唐津焼の素朴な風合いを感じさせる「唐津陶片せんべい」の絵付け体験などがあり、多くの市民でにぎわった。

=2018/11/29付 西日本新聞朝刊=

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