嬉野市長が会員制ホテルで会食 市議らが政倫審を請求 1000人署名、市長は供応接待否定 [佐賀県]

請求書と署名を提出した山口卓也市議(左端)と山口虎太郎市議(左から2人目)
請求書と署名を提出した山口卓也市議(左端)と山口虎太郎市議(左から2人目)
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 嬉野市の村上大祐市長が7月、東京出張中に嬉野茶を題材にしたアニメ制作を企画していた関係者と会員制ホテルで会食したことは市政治倫理条例が禁じる供応接待にあたるとして、市議2人が28日、政治倫理審査会での調査と市民に対する説明会の開催を請求する文書を約千人の署名を添えて同市に提出した。村上市長は「政治倫理条例に抵触する行為は一切ない」とするコメントを発表し供応接待を否定している。

 請求代表者として請求書を提出したのは山口卓也市議と山口虎太郎市議。

 両市議の説明と提出した資料によると、村上市長は7月9日、アニメ制作の関係者の招待を受けホテルで会食。その場には東京出張中の市建設・新幹線課の職員2人も同席し2人は宿泊したが、市長を含めた3人はルームサービスの食事代や宿泊費を負担していないと指摘したうえで、「アニメ企画者側は市の補助金などに期待し、市職員も企画実現に前向きな発言をしており、市との利害関係者にあたる」と主張。村上市長が関係者と記念撮影した写真も提出資料に添付している。

 フェイスブック上でも以前から同様の指摘があり、村上市長は10月、自身のフェイスブックで会食を認めつつ、市発注の業務と一切関係なく応分の負担もしたと反論。28日に発表したコメントでも「私自身が市政治倫理条例に抵触する行為は一切ない。今後は審査会の場で説明していく」と改めて否定した。

 市の条例では有権者の100分の1以上、220人の有効署名があれば請求は認められる。市選挙管理委員会が署名の有効数を確認後、審査会は60日以内に必要な調査を行い、結果を請求代表者に文書で回答することになっている。

 請求書を受け取った池田英信副市長は「選管で署名の有効数を確定させる必要があるが、知事選があるので作業が遅れる」と説明した。

=2018/11/29付 西日本新聞朝刊=

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