通学路に起伏 車を減速 基山町が社会実験 データ分析、町道改造へ [佐賀県]

基山小の校門前を通る町道に「ハンプ」と呼ばれる凸型構造物を置いて行われた社会実験
基山小の校門前を通る町道に「ハンプ」と呼ばれる凸型構造物を置いて行われた社会実験
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 基山町は、渋滞時の抜け道となっている同町宮浦の基山小前の町道での交通事故を減らそうと、「ハンプ」と呼ばれる凸型の構造物を置いて車の速度を抑える社会実験を行った。実験で得られた速度や交通量、騒音の有無などのデータを元に専門家と協議し、有効性が確認されれば、2019年4月にも道路をハンプ状に改造する工事に着手する。

 実験は11月6日から12月10日まで実施。実験で使ったハンプは長さ約6メートルで、中央部が約10センチの高さに緩やかに盛り上がったゴム製。幅は約4メートル、運転手が高低差による揺れを避けようとしてブレーキを踏むため減速効果があるという。

 町道は二つの県道に挟まれており、全長約800メートル、幅約5メートル。県道の渋滞を避ける車が抜け道にしているという。道沿いには同小のほか、基山中や町立図書館があり、16年4月以降、通学児童との接触など4件の交通事故が発生していた。

 実験では、通学時間帯の朝夕と昼間の2時間ずつ、ハンプ付近に置いたビデオカメラで車の通行を録画し、データを収集。近隣住民からは「スピードを出す車が減った」など、効果を示す意見が集まったという。町建設課の古賀浩課長は「車の速度制限には一番有効な手段と考えている」と述べた。

=2018/12/15付 西日本新聞朝刊=

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