「新たな成長の年に」願い込め 唐津焼イノシシ制作ピーク 中野窯で置物4種と香合 [佐賀県]

イノシシの置物を制作する中野霓林さん
イノシシの置物を制作する中野霓林さん
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 唐津市町田5丁目の唐津焼窯元「中野窯」で、来年のえと「亥(い)」にちなんだイノシシの置物作りがピークを迎えている。中野霓林(げいりん)さん(68)が竹べらを使って毛並みを丁寧に彫り込んでおり、年末までに15個ほど完成させる。

 制作しているのは、高さ10~37センチの置物4種類と香合。7月から作り始め、2週間かけて成形した後、素焼きをし、白い化粧土を施してから本焼きして仕上げる。牙は磁器を用いた。

 中野さんは40年以上前からえとの置物を制作。前回の亥年は元気あふれる置物を作ったが、今回は目と鼻に愛嬌(あいきょう)がある上品なイノシシにしたという。中野さんは「嫌われがちな動物なので、穏やかなイノシシを作った。猪突(ちょとつ)猛進と言うように、何事にも力強く上向きに突き進む新たな成長の年になれば、という願いを込めた」と話す。

 価格は4万円台から。中野窯=0955(73)8881。

=2018/12/16付 西日本新聞朝刊=

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