佐賀藩の人材育成術を称賛 明大の斎藤孝教授ら 佐賀市でトークイベント [佐賀県]

「佐賀藩の人材育成術」をテーマにしたトークイベントに出演した斎藤孝さん(左)ら
「佐賀藩の人材育成術」をテーマにしたトークイベントに出演した斎藤孝さん(左)ら
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 県内で開催中の肥前さが幕末維新博覧会を記念したトークイベントが6日、佐賀市城内1丁目の県立美術館ホールであり、明治大の斎藤孝教授ら3人が「佐賀藩の人材育成術」をテーマに講演した。斎藤氏は西洋の科学技術や文化を積極的に取り入れ、海外に目を向けた教育の環境づくりに尽力した10代藩主鍋島直正を称賛した。

 トークイベントは維新博推進協議会が主催。斎藤氏のほか、昭和女子大の重松優専任講師と公益財団法人鍋島報效会(ほうこうかい)の大園隆二郎評議員が登壇した。

 斎藤氏は明治新政府で初代司法卿を務めた江藤新平が佐賀藩を脱藩したにもかかわらず、重い罪に問われなかったことに触れ「直正は江藤の人間性を生かし、人づくりのビジョンは一貫していた」と強調。藩校「弘道館」の功績も言及し、上級生が下級生を教える形を取ったことについて「先人の精神文化を後輩が継承し、幕末の活躍につながった。弘道館の役割は日本にとって大きかった」と話した。

 維新博は昨年3月の開幕以来、約210万人が来場。今月14日に閉幕する。

=2019/01/07付 西日本新聞朝刊=

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