自然の音、ピアノと融合 音楽家守時タツミさん 3月15日、旧唐津銀行で公演 波、鳥のさえずり…記録し曲に [佐賀県]

コンサート会場の旧唐津銀行前に立つ守時タツミさん
コンサート会場の旧唐津銀行前に立つ守時タツミさん
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 波の音や小鳥のさえずりなど自然の中で出合った音に、楽器を重ねた曲を作る音楽家守時タツミさん(56)のピアノコンサート「景色の見える音楽会」(西日本新聞社後援)が3月15日、唐津市本町の旧唐津銀行で開かれる。ノーベル平和賞を受賞したケニアの環境保護活動家、故ワンガリ・マータイさんが広めた「MOTTAINAI」という言葉に共鳴し、自然の響きを奏でる。守時さんは「情報過多の時代だが、目を閉じてゆっくり耳から入る音を楽しむ時間をつくってもらえれば」と話している。

 岡山市出身の守時さんは長年、アーティストのバッグバンドとして活動してきた。「次世代に残る仕事をしたい」と考え始めた40代半ば、マータイさんの「MOTTAINAI」という言葉に出合った。「海や山ではいろんな音が聞けるのに、行かないと聞けないのはもったいない」。仕事や遊びで立ち寄った自然の中で聞こえた音を記録し、ピアノや管弦楽器と融合させた曲を作り始めた。

 これまでに全国50カ所の風景を作品にし、NHKの「ラジオ深夜便」のレギュラーコーナーに出演して紹介している。

 数年前から、縁があった全国の町を巡るピアノコンサートを始めた。唐津公演は、東京で知り合った唐津市の友人の岩宗世子さんらが会場探しで協力したことで、昨年6月に初めて実現した。

 今春のコンサートはアルバムの発売を記念し、唐津を含む全国14カ所を回る。和歌山県・高野山に響く小鳥のさえずりの残響にピアノを重ねた「奥之院」や、長崎県・壱岐の小島神社をテーマにした「風そよぐ」などを披露する予定だ。

 公演に先立って1月下旬に市内を訪れた守時さんは「いつか唐津や佐賀県をテーマにした曲も作りたい」と意気込みを語った。

 午後7時開演。大人3千円、中学生以下千円。チケットの申し込みはメールで。mimisuma@decibel.jp

=2019/02/02付 西日本新聞朝刊=

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