平成の三四郎、みやき町大使に 柔道家の古賀稔彦さん 「古里盛り上げたい」 [佐賀県]

みやき町ふるさと大使に就任し、町民に向けて講演する古賀稔彦さん
みやき町ふるさと大使に就任し、町民に向けて講演する古賀稔彦さん
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 みやき町出身で柔道男子五輪金メダリストの古賀稔彦さん(51)が2日、町のふるさと大使に就任した。同町東尾のこすもす館で大使委嘱式があり、古賀さんは「古里を盛り上げていきたい」と抱負を語った。

 古賀さんはソウル、バルセロナ、アトランタの五輪に出場。世界柔道選手権では2階級制覇を達成した。小柄な体格ながら豪快な背負い投げで一本を取る姿から「平成の三四郎」と称された。2000年の引退後は川崎市の自宅で道場「古賀塾」を開き、柔道の指導に当たっている。

 委嘱式には町民約350人も出席。古賀さんは「子どもの笑顔は町を元気にする。今後は小中学生向けに自分の体験談を伝える講演会などを開きたい」と語った。式典後には「人生の教科書 挑戦することの大切さ」と題して講演。父親から「試合に勝ちたければ人が寝ている間に頑張れ」と言われ、同町内の千栗八幡宮で約150段の階段を毎朝7往復して足腰を鍛えたエピソードを紹介し、努力し続ける大切さを伝えた。

 質疑応答では、地元の子どもが「柔道で何を学びましたか」と質問。古賀さんは「誰に対しても平等に『優しい人』が、周囲から応援されるということを学んだ」と丁寧に答えた。末安伸之町長は「国内外に感動を与えた古賀さんのような人物が、今後一人でも多く町から出てくれたらうれしい」と話した。

=2019/02/06付 西日本新聞朝刊=

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