古楽器と声楽で創作オペラ 内外で活動「アントネッロ」 3月、有田町で九州初演 16、17日 唐津、佐賀でプレ公演 [佐賀県]

演奏会形式の創作オペラ「エソポのハブラス」
演奏会形式の創作オペラ「エソポのハブラス」
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 躍動感ある古楽演奏で国内外で活動している「アントネッロ」が3月30日午後2時から、有田町黒川の(ほのお)の博記念堂で演奏会形式の創作オペラ「エソポのハブラス」を上演する。16世紀末に天草の神学校で印刷された訳本「イソップ寓話(ぐうわ)」とキリシタンの時代を、声楽と古楽器で歌い奏でる。九州初演で、有田町の子どもリコーダーアンサンブル「アリコーダー400+(プラス)」も共演。2月16、17日に県内2カ所でプレ公演がある。

 アントネッロはリコーダー奏者の濱田芳通さんを中心に、1994年結成。作品が生まれた当時の精神に寄り添う演奏で天正遣欧少年使節の音楽も再現し、注目を集めた。濱田さんが「アリコーダー400+」を指導している縁で、今回の公演が実現した。

 舞台はポルトガル人宣教師ゴンザロと、キリシタン大名小西行長の家来の妻、竹田イネスとの出会いからはじまる。ふたりは「イソップ寓話」を開き、16~17世紀の音楽に乗せて物語の数々を語る。ルネサンス音楽の音階は九州の子守歌や民謡、わらべ歌にも通じ、東西の文化の邂逅(かいこう)を肌で感じることができる。

 公演は前売り一般3千円、高校生以下千円(当日各500円増)。プレ公演は16日が唐津市の旧唐津銀行、17日が佐賀市の県立博物館内岡田三郎助アトリエ。いずれも午後4時から30分で入場無料。濱田さんとソプラノの阿部雅子さん、「アリコーダー400+」が出演する。(ほのお)の博記念堂=0955(46)5010。

=2019/02/15付 西日本新聞朝刊=

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