佐賀の味と器、おかみがインスタ発信 「香蘭社」と都内でイベントも [佐賀県]

銀座の香蘭社ショールームで開いた試食会で、有田焼の器に盛り付けた手料理を出す角まゆみさん(右)
銀座の香蘭社ショールームで開いた試食会で、有田焼の器に盛り付けた手料理を出す角まゆみさん(右)
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 佐賀の調味料と器の魅力を発信したい-。武雄市でしょうゆ、みそを販売する「肥前佐嘉角屋(さがすみや)」のおかみ、角まゆみさん(50)のインスタグラムが人気だ。約3年前に先代が亡くなり、急きょ事業を継いで畑違いの業界に飛び込んだ。自作の料理を佐賀の陶磁器に盛り付けて投稿したところ、器と料理の調和が反響を呼び、フォロワーも増えている。有田焼の老舗「香蘭社」(有田町)も注目し、東京都内での共同イベントも始まった。

 角さんは大町町出身。福岡や東京の病院、保育園で栄養士をしていた。県醤油(しょうゆ)協業組合理事長を務めた義父正輝さんが亡くなったため、社名を改称して代表に就任。義父の思いが詰まった調味料を広めたい一心で、自社商品を使った料理を有田焼、伊万里焼などの器に盛り付けて投稿し始めた。

 「器が上品」「おいしそうに見える」。器に注目する反応が多く、盛り付けに工夫を凝らした料理を投稿。10~20分程度で作れる時短料理を中心に500以上の写真とレシピを発信し、フォロワー数は1600を超えた。

 昨春からは東京・銀座の香蘭社のショールームで、インスタグラムに投稿した料理を香蘭社の器で味わう試食会を開いている。

 1月下旬の4回目の試食会では、角さんがホットプレートや炊飯器を持ち込み、ごまじょうゆを使った牛肉の炒め物など5品を手早く作り、食べてもらった。白磁やガラスの器に色とりどりの料理を盛り付け、4人の参加者が調理法や器の特徴を書き留めていた。

 ショールームの田中幸子店長は「器の新しい使い方を提案されていて参考になる。多くの人が陶磁器に興味を持つきっかけになれば」と期待する。角さんは「調味料も陶磁器も佐賀のすてきな文化。全国の人に知ってもらいたい」と話している。

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 角さんのインスタグラムのURLはhttps://www.instagram.com/hizensaga_sumiya/

=2019/03/08付 西日本新聞朝刊=

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