有田窯業大学校、本年度で幕 34年で2000人輩出 最後の卒業生巣立つ [佐賀県]

有田窯業大学校の最後の卒業生として門出を祝福された5人
有田窯業大学校の最後の卒業生として門出を祝福された5人
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 県立有田窯業大学校の卒業証書授与式が12日、有田町大野の佐賀大有田キャンパスで開かれ、5人の卒業生が巣立った。同校は本年度で閉校し、約2千人を輩出した34年の歴史に幕を閉じる。

 窯大は1985年に開校。十四代酒井田柿右衛門さんらが校長を務め、県内の陶芸家が指導にあたった。近年は学生数が減少し、2016年度に4年制課程を佐賀大芸術デザイン学部に、2年制課程と短期研修を県窯業技術センター人材育成事業に移管。15年度を最後に生徒募集を停止したため、専門課程陶磁器科(4年制)の5人が最後の卒業生となった。

 授与式では、校長を務める山口祥義知事が卒業証書を手渡した。卒業生を代表し韓国出身の李印(イイン)さん(22)が「窯大は卒業生の中で生き続けます。私も窯大で学んだことを生かし、実家の窯元を継ぎたい」と述べた。

=2019/03/13付 西日本新聞朝刊=

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