唐津の「少女まんが館」全国から宿泊客 ゲストハウス開館1年 「居心地良い」リピーターも [佐賀県]

開館1周年を迎える「少女まんが館Saga」。館主の池田愛子さんがそろえた漫画が売りだ
開館1周年を迎える「少女まんが館Saga」。館主の池田愛子さんがそろえた漫画が売りだ
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所狭しと少女漫画が並ぶ館内
所狭しと少女漫画が並ぶ館内
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 少女漫画約1500冊をそろえた唐津市大名小路のゲストハウス「少女まんが館Saga」が21日、開館1周年を迎える。市を舞台にしたアニメファンや漫画愛好者を中心に全国から宿泊客が訪れており、特色あるゲストハウスとして存在感を発揮している。

 まんが館の館主は市出身の編集者兼ライター池田愛子さん(39)。2017年7月に東京からUターンし、米販売店を借りて改築した上で昨年3月に開館させた。東京に住んでいた時代からゲストハウスに関心があり、少女漫画が好きで集めていたことから、「場所自体が訪れる目的になるゲストハウスにしたい」と開業を思い立った。

 営業は木-日曜と祝日。宿泊は女性のみが原則だが、男性が泊まれる日もある。池田さんは共有スペースで客とおしゃべりを楽しんだり、一緒にお酒を飲んだりもする。アットホームな雰囲気に「居心地が良い」とリピーターになる人や、宿泊した友人に勧められて訪れる人も多いという。

 宿泊客で目立つのは市が舞台になったテレビアニメ「ユーリ!!! on ICE」のファンだ。日本だけでなく、メキシコやシンガポールなどからも訪れる。今月中旬に宿泊した埼玉県蓮田市の高校3年、大谷沙那さん(18)も、その1人。卒業旅行で友人と一緒に唐津市に「聖地巡礼」に訪れ、ツイッターで知ったまんが館を宿泊先に選んだ。大谷さんは「漫画も好きだし、くつろげる空間がいい。ゆっくりできて最高です」と笑顔だった。

 まんが館は昼間、漫画喫茶やカフェとしても利用できる。月に1回、「飲み会」や「お茶会」も開いている。池田さんは「大きな宣伝はしていないが、口コミで客が増えてきている。漫画好きな人が気兼ねなく訪れ、地元の人と宿泊客がもっと交流できる場所にしたい」と話している。

 21日は1周年を記念し、参加者がおつまみや飲み物を持ち寄る「1品持ち寄り飲み会」を開く。午後1時から夜まで。会費は「投げ銭」。同館=0955(58)9781。

=2019/03/21付 西日本新聞朝刊=

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