市民団体の返還請求棄却 嬉野市の横断幕業務委託費支出 監査委員 [佐賀県]

 嬉野市が2017年度にまちづくり会社に業務委託した絵巻の横断幕制作費の支出は不当として、同市の市民団体代表が市に返還させるよう求めた住民監査請求について市監査委員は20日、請求棄却を通知した。市民団体は結果を不服として住民訴訟を起こす方針。

 市民団体は「嬉野をよくする市民の会」。同会は市が18年1月に新幹線嬉野温泉駅開業後の駅周辺をイメージした絵巻の横断幕2枚の制作をまちづくり会社「嬉野創生機構」に委託した際、市の担当職員が看板店から取った制作費の見積もり18万3600円に10万8千円を上乗せし、29万1600円の見積書を作成したとして、不当な支出だと主張していた。

 監査委員は、担当職員が機構に代わり見積書を作成した手続きについて「瑕疵(かし)はある」と指摘しつつ「機構の意思が反映され無効ではない」と判断。委託費については「デザインを印刷するだけの業務ではなく、デザインを反転させ、横断幕のサイズに合うよう調整する費用が含まれている」として、支出は妥当との考えを示した。

=2019/03/21付 西日本新聞朝刊=

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