旧唐津銀行、別称に「辰野金吾記念館」 偉人2人のモニュメント、市が設置 [佐賀県]

旧唐津銀行の入り口に設置された辰野金吾(右)と曽禰達蔵のモニュメントを囲む関係者たち
旧唐津銀行の入り口に設置された辰野金吾(右)と曽禰達蔵のモニュメントを囲む関係者たち
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 日本近代建築の父として知られる唐津市出身の建築家辰野金吾の没後100年を迎えた25日、市は辰野が監修したとされる旧唐津銀行(同市本町)に「辰野金吾記念館」の別称を付けた。記念館の入り口に、市出身の建築家として大成した辰野と曽禰(そね)達蔵のモニュメントが設置された。

 旧唐津銀行は1912年に完成。外壁に赤れんが調のタイルと白御影石をあしらい、屋根に小塔を載せた「辰野式」と呼ばれるデザインが特徴的な近代洋風建築として知られる。97年に市に寄贈される前は、佐賀銀行唐津支店として使われていた。

 別称を付けようと動いたのは、辰野の顕彰活動に取り組む市民団体「唐津赤レンガの会」。東京駅や日本銀行本店など名だたる建物の設計に携わった辰野を全国に広めたいと、昨年、3176人分の署名を市に提出した。

 この日は、「肥前さが幕末維新博覧会」の推進協議会が市に寄贈したモニュメントの除幕式があり、辰野金吾のひ孫にあたる辰野智子さん(57)と曽禰達蔵の玄孫の平井ゆかさん(50)も出席。2人は「本人も唐津に戻れてうれしいと思います」などと喜んでいた。同会の田中勝会長(70)は「感無量です。唐津の文化的価値を全国に発信できればうれしい」と感慨深げだった。

=2019/03/26付 西日本新聞朝刊=

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