「エンヤー体操」広めよう 唐津くんち「ヤマ囃子唄」をアレンジ 老人会が同好会を結成 [佐賀県]

クルーズ船の前でエンヤー体操を踊る同好会のメンバーたち
クルーズ船の前でエンヤー体操を踊る同好会のメンバーたち
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 ♪玄界灘をゆりかごに 松浦嵐を子守歌-。唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」で親しまれている「ヤマ囃子(ばやし)唄」をアレンジした「唐津エンヤー体操」を広めようと、唐津市老人クラブ連合会西唐津老人会のメンバー約20人が今月、「唐津エンヤーフィットネス同好会」を結成した。「踊って歌って健康になろう」を合言葉に、外国クルーズ船の歓迎イベントなどで披露している。

 エンヤー体操は2016年、健康運動指導士で舞踊家として活動してきた同市の九鬼泰子さん(73)が考案した。東京から古里に帰ったのを機に、「ヤマ囃子唄で唐津くんちを応援し、地域も元気にしたい」と思い立ち、楽しく元気な踊りを振り付けた。

 踊りは約3分。船をこぐような動作から始まり、最後は「エンヤー」の掛け声に合わせ、両手を前や上に何度も突き出す。歌いながら踊るのが特徴。体が悪い人も座って踊れるように、足の動きは決めておらず、踊る人が自由に考える。

 九鬼さんが所属する老人クラブ連合会に紹介したところ、会員から「地元の神社に踊りを奉納したい」と声が上がり、西唐津老人会のメンバーを中心に練習を続けてきた。会員らは昨年、沖縄県で開かれた全国老人クラブ大会で県代表としてエンヤー体操を披露した。ただ、メンバーは70~80代のお年寄りが中心。高校生ら若い人にも参加してもらおうと、同好会を結成した。

 会員は3日、唐津港に入港した外国クルーズ船「スター・レジェンド」の歓迎イベントでお披露目。海、虹の松原、祭り、太陽をイメージした青、緑、赤、黄の色鮮やかな衣装を着て、乗客の外国人とも一緒になって踊った。20日には別の外国クルーズ船「シルバー・ミューズ」の寄港に合わせて踊る予定だ。

 会長を務める松本ミヨカさん(85)は「誰でも覚えられる簡単な体操で、大変楽しい。エンヤー体操を通して唐津くんちに関心を持ってもらえれば」。九鬼さんは「歌いながら踊るので元気が出るし、健康にも良い。唐津を代表する踊りにしていきたい」と張り切っている。

=2019/04/14付 西日本新聞朝刊=

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