4K8K衛星放送がスタート…

 4K8K衛星放送がスタート。映像は格段にきめ細かく鮮明になった。テレビ離れ対策の“切り札”との期待も。ただし視聴するには規格に対応したテレビや受信機器が必要だ

▼懐と相談の結果、4K8Kとはしばらく縁がなさそうだが、3Kならよく知っている。ローマ字のKで始まる「きつい」「きたない」「きけん」。敬遠されがちな職種や職場を表す

▼過度の長時間労働やパワハラ、セクハラなどが問題となっている昨今。労働環境への意識が高まるにつれ、指折り数えるKの数はさらに増えそうだ

▼3Kに「きゅうりょうが安い」を加えて4K。「きんむ時間が長い」「きゅうかが少ない」「こそだてと両立できない」「かっこ悪い」で8K。さらに「きくばりを求められる」「くじょうが多い」「こいびとやけっこんのことを話題にされる」ような職場も嫌われよう

▼人手不足が深刻となる中、今どきの働き方の“規格”に対応できない職場はますます人材の確保が難しくなろう。政府は残業の削減など「働き方改革」を進めている。一方で人手不足対策の“切り札”として期待するのが外国人労働者の受け入れ拡大だ

▼外国人材に働いてもらうには「ことば」「きょういく」「くらしの支援」など課題のKも多い。きめ細かく対応し、勤務条件や就業のルールを鮮明にすることも必要。安価な労働力としか見ないのなら、外国人からも敬遠されよう。

=2018/12/06付 西日本新聞朝刊=

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