【2019県議選情勢】(4)

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■現新3人の激戦模様に 宗像市

 前回は無投票だったが、自民現職だった伊豆美沙子が昨年、宗像市長に転身。定数2を現新3人で争う構図になりそうだ。

 3期目を目指す無所属現職の吉武邦彦は連合福岡、農政連などの推薦を得て企業労組にも支援を広げる。現職の知名度を生かして地元の旧玄海町をはじめ、市全域への拡大を進める。

 自民公認を得た新人の井上正文は農政連などの推薦を受けると共に、知名度アップのあいさつ回りに力を入れる。ミニ集会で市議としての活動実績もアピールしながら人脈を広げる。

 無所属新人の木村哲晃は父が旧玄海町長で、自身は高島宗一郎福岡市長の秘書を昨秋まで務めた。表明はしていないが同級生などが応援に入り、あいさつ回りなど出馬準備を進める。

■自民系2人分裂の様相 福津市

 定数は1。前回の無投票から一転して、自民系同士による一騎打ちの様相になっている。

 自民現職で医師の阿部弘樹は、医師会、歯科医師会、薬剤師会の三師会をはじめ、各種団体の支持を得た。実績をアピールする。自民党市支部は新人の元市消防団長、吉田浩一を推薦。消防関連や高校、大学の同窓会などの人脈を生かし、商工会や建設関連などにも支持拡大を図る。

■保守系新人 無投票微妙 古賀市

 昨年11月に県議だった田辺一城が古賀市長に転身したことに伴い、欠員となっている。

 自民党や日本維新の会の元衆院議員秘書で、自民党粕屋支部副支部長の吉田健一朗が、立候補に向け、駅での街頭宣伝や地場企業へのあいさつを重ねている。

 他に表立った動きはなく、無投票の可能性もあるが、保守系候補を一本化できなかった市長選のしこりから、保守分裂の選挙戦になるとの見方もある。

■新人2人の出馬で混戦 粕屋郡

 定数3に現職3人と新人2人が挑む構図。

 現職では自民の吉松源昭が4期の実績を訴え、築いた人脈と地盤を固める戦い。公明の西尾耕治は各町にいる公明町議や支持母体の創価学会と連携を深める。無所属の小池邦弘は本業の会社経営に力を入れることなどを理由に勇退する意向を示して調整中で、立候補は流動的だ。

 新人では、立憲民主から元百貨店社員の冨永芳行が立候補する予定。自治労などの労組票に加え、「未来を選択する選挙だ」と訴えて若さを前面に押し出す戦い。無所属で出馬準備を進めているのは志免町議の吉田大作。有名芸能人の元運転手という経歴をアピールし、無党派層を中心に浸透を図る作戦だ。

■現職2人で無投票公算 糸島市

 自民現職の浦伊三夫と立憲民主現職の川崎俊丸が出馬を表明している。2期連続無投票の公算が大きい。

 川崎は旧民主で3選し、今回から立民での出馬となる。10日に事務所開きを行った。市職労、教組など労組の支援を受け、業界団体にも推薦要請している。

 浦は地元の有力支持層である県農政連の推薦を得た。市商工会など支援団体や後援会を回り政策を訴えている。 (敬称略)


 ▽党派の略称 自=自民党、国=国民民主党、公=公明党、社=社民党、立=立憲民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。

=2019/02/28付 西日本新聞朝刊=

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