「せんきょ割」で3回お得 古賀市 知事選、県議選、市議選 投票すれば飲食店など特典

「せんきょ割」の協力店を募集している「古賀すたいる」のメンバー
「せんきょ割」の協力店を募集している「古賀すたいる」のメンバー
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 福岡県知事選など、統一地方選の第1ラウンド投開票日(4月7日)まで1カ月を切り、福岡都市圏も臨戦ムードが高まってきた。投票率を上げようと、古賀市の市民団体「古賀すたいる」は今回の選挙でも、1票を投じた人が飲食店などで特典を受けられる「せんきょ割」を行う。県内では唯一、古賀市選挙管理委員会が啓発活動として委託する官民一体の取り組み。楽しいサービス特典を提供してくれる市内の協力店舗や事業者を募っている。

 せんきょ割は、選挙への関心と投票率を高めるとともに、古賀市の地場商店の活性化も図る「一石二鳥」の活動。2015年の市議選で初めて実施され、国政選挙も含めて継続し、今回で5回目の恒例行事となった。古賀市選管は、協力店舗などを掲載するチラシのデザインや印刷業務を、古賀すたいるに委託している。

 仕組みはいたってシンプルだ。

 古賀市民は、投票所で配られる「投票所来所証明書」を持参すると、協力店舗で飲食物などの無料、割引サービスを受けられたり、市の福祉施設を格安で利用できたりする。過去4回は1店舗1回のみの利用だったが、目前に迫った統一地方選では「知事」「県議」「市議」の3選挙があるため、全てに投票すれば同一店舗で最大3回のサービスを受けられることになる。

 協力店舗にとっても、商品・サービスのPRや新規顧客の獲得につながると好評で、これまでは約40軒が参加していた。ただ、公職選挙法の寄付行為に抵触しないよう、三親等内の親族が陣営責任者を務めるなど、特定候補者と関係のある店舗は参加できないルールにしていることもあり、今回は協力店舗数は減る見込み。

      ◇     

 16年の参院選の投票率で見た場合、古賀市は前回比4・63ポイント増の56・24%と全国平均を上回っており、せんきょ割は一定の効果を発揮しているとみられる。10代~20代の投票率が低いことから、協力店舗の中には、学生向けの「学割」を上回るサービスをせんきょ割で提供し、投票へ誘導する工夫をしている飲食店もあるという。

 古賀すたいるは「選挙に関心を持ってもらい、協力店舗を利用してもらい、市内の消費拡大にもつながればうれしい」。募集申し込み方法などは、同団体のホームページに掲載。

=2019/03/09付 西日本新聞朝刊=

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