県議選、出馬予定62人を分析 平均年齢は58・3歳 女性候補は最多8人

 県議選の告示まであと4日に迫った。平成に入ってからの立候補者数は60~70人台で推移し、平成最後の今回は過去最少だった前回より2人多い62人となる見通し。予定者たちの年代や所属政党など傾向を分析した。

 16選挙区(定数46)に立候補を予定するのは現職38人、元職3人、新人21人。立候補者が過去最多の第1回県議選(1947年、定数51)の151人の半分にも満たず、人口減、政治に対する関心の衰えが透ける。ただ、予定者に占める新人の割合は33・9%で、前回を7・2ポイント上回った。

 告示日時点の平均年齢は58・3歳となり、前回の57・1歳より少し上がる。最年少は長崎市区の立憲民主党の新人(34)。最高齢を更新する佐世保市・北松浦郡区の自民党現職(85)が議席を維持すれば当選回数は13回となり、こちらも自身が持つ最多記録を更新する。

 年代別では50代が19人と最も多い。70~80代の高齢層は14人いるのに対し、30代は2人。都道府県議の被選挙権は満25歳以上だが、20代はゼロだ。若者の県外流出が懸念される昨今、議員として県政に携わろうと志す若者も少ないようだ。若い世代の声、考え方をいかに県政に反映させるかが問われそうだ。

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 政党別に見ると、自民党35人、立憲民主党2人、国民民主党5人、公明党3人、共産党3人、社民党2人、無所属12人。政党公認の候補者は前回より3人増えて計50人となる。

 際立つのが6人増の自民で、国政での「1強多弱」を県議会にも反映させたい意向。前回10人を擁立した民主党が消滅し、同党から新たに生まれた立民と国民の候補者は計7人。両党は夏の参院選も視野に入れ、初の県議選で党勢拡大を目指す。

 各選挙区の立候補者数を定数で割った競争倍率を比較すると、最激戦区は対馬市区の4倍で、61~76歳の男女4人が1議席を奪い合う。その後に2倍の松浦市区と五島市区、1・67倍の大村市区が続く。

 一方、平戸、壱岐、西海、雲仙、南島原の各市区、東彼杵、南松浦両郡区の7選挙区は無投票が予想され、現職8人が再選、新人1人が当選の見通しだ。全定数に占める割合は19・6%で、過去最高だった95年の21・2%に迫る。

 女性は8人が出馬に意欲を示し、過去最多の5人を更新しそう。昨年施行の「政治分野の男女共同参画推進法」は、各政党に議員選挙での候補者数の男女比をできる限り均等にするよう促している。女性候補の比率は、共産(66・7%)と社民(50%)が努力目標を達成、国民(40%)と自民(5・7%)は届かない見通しで、その他の党は女性候補すらいない。現在の県議会の女性比率は8・9%。男女共同参画がどこまで進むのかも注目される。

=2019/03/25付 西日本新聞朝刊=

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