県議選豊後高田、市二分する激戦に 現、前市長派が出馬予定

 3月29日告示の県議選豊後高田市区(定数1)は、立候補を予定する現職の鴛(おし)海豊氏(72)=無所属、自民推薦=と前市議会議長の安達隆氏(71)=無所属=の2人による保守分裂選となる公算が高まっている。鴛海氏を支持する永松博文前市長派と安達氏を支える佐々木敏夫現市長派による激突で、市を二分した激しい選挙戦が予想される。

 鴛海氏は前副市長。県議だった佐々木氏が市長選に出たことで、2017年5月の県議補選に立候補し無投票当選した。市長選では永松氏とともに、佐々木氏の対立候補を支援。佐々木氏との関係は冷え込んだままだった。

 5日、安達氏の事務所開きに駆け付けた佐々木氏は、集まった支援者ら約100人を前に「この戦いは豊後高田の将来をかけた選択だ」と声を張り上げた。陣営では当初、対立をあおらないためにも佐々木氏を表に出さない方がいいとの声があったが、現職市長の支援を前面に打ち出すことで鴛海氏陣営の切り崩しにつながると方針転換した。

 無投票当選を予想していた鴛海氏陣営の動揺は収まっていない。ある陣営関係者は「安達氏の立候補表明にもっとも衝撃を受けたのは鴛海氏本人だ」と漏らす。陣営は立て直しに躍起で、両派の争いは激しさを増している。

=2019/03/06付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]