日本の空席に折り鶴再び 核禁止条約会議 不参加続き「失望」

核兵器禁止条約の制定交渉会議で、不参加のため空席が続く日本の席に置かれた2羽の折り鶴=19日、国連本部
核兵器禁止条約の制定交渉会議で、不参加のため空席が続く日本の席に置かれた2羽の折り鶴=19日、国連本部
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 あなたはなぜここにいないのか-。米ニューヨークの国連本部で開かれている核兵器禁止条約の第2回制定交渉会議で、協議に参加せず空席となっている日本政府代表の席に19日(日本時間20日)、折り鶴が2羽置かれた。日本が不参加を表明した3月の第1回会議に続く抗議のメッセージだ。

 第1回会議では非政府組織(NGO)関係者が置いたが、今回動いたのは、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表理事で被爆者の箕牧(みまき)智之さん(75)。「日本は総論では核兵器廃絶をうたうのに、各論では米国に配慮して行動できていない」と、唯一の戦争被爆国でありながら、協議に参加しない日本政府への失望の意思表示だという。

 広島市の松井一実市長に同行した市職員も、核兵器保有の米ロ英仏中5カ国の席に「参加してほしかった」との思いを込めて折り鶴を置いている。箕牧さんは「不参加の国は今からでも参加を」と訴える。(ニューヨーク布谷真基)

=2017/06/20 西日本新聞=

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