「一つの中国」配慮、ボイコット拡大? 台北ユニバ19日開幕

 【台北・中川博之】学生スポーツの祭典、ユニバーシアード夏季大会が19日、台北市で開幕する。台湾では過去最大規模の国際スポーツ大会で、初めての開催。台湾政府は威信を懸けて準備を進めてきたが、中国代表団が団体競技の参加を見送るなど中台関係悪化の影響も出ている。

 大会には140カ国・地域から約8千人の選手が参加する見通しで、30日まで22競技が行われる。「台湾は中国の一部」と主張する中国の台湾統一に向けた圧力が強まる中、台湾政府は大会を通して台湾の存在を国際社会にアピールしようと、大会経費171億台湾元(約615億円)を計上。98億台湾元(約350億円)をかけて会場や選手村を整備し、テロ対策や観光・文化のPRにも力を注いできた。19日の開会式には2万5千人を超える観客が来場、蔡英文総統も出席する予定。

 台湾メディアによると、中国の団体競技不参加以外にも、中国と関係を深める国の中にボイコットの動きがあるという。大会を運営する組織委員会は「軽々しく不参加を決めるべきではない」と話している。

=2017/08/19付 西日本新聞朝刊=

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